7日(日)、黒島東筋結願祭が比江地御嶽で開かれた。
同祭は悪天候のため近年は屋内で開催されており、比江地御嶽で行なわれるのは4年ぶりとなる。
結願祭では、今年の豊作に感謝し、来夏世の五穀豊穣を祈願するとともに、無病息災と家内安全を願う。
黒島東筋結願祭は155年前より行なわれている。
東筋部落会長の運道武則さんは、
「1970年代の大干ばつにより、農作から畜産に切り替えた先人たちの先見の明に感謝したい。今年は八重山郡共進会で、黒島から4頭の牛が入賞した。さらなる発展を祈願したい。」
とあいさつ。
黒島公民館長の又吉英伸さんは、
「60年前は年中行事が毎月行われていたが、現在は三大行事(旧正月・豊年祭・結願祭)のみとなり、島内各部落で行われていた結願祭は東筋だけになった。」
と祝辞を述べた。
また、6月の国立劇場おきなわ公演に向け新調されたミルクの衣装が石垣在黒島郷友会から同公民館に寄贈され、
新衣装に身を包んだミルクの神が五穀の種子を授けた。