石垣市水産課主催のマグロの大試食会 観光客に新鮮刺身を振舞う

10月12日午前9時から南ぬ島石垣空港ターミナルビル内一階ロビーで石垣市水産課主催のマグロの日大試食会が開催され、観光客に八重山のマグロの刺身を振舞った。

10月10日のマグロの日に実施予定が、台風24号と台風25号の影響で開催が延期され、この日に開催となったもの。

石垣島は日本有数のマグロの産地だが、知られていないことからアピールをと石垣市水産課が取り組んでのもので、空港でのマグロの刺身の観光客向けのイベントは今回が初めて。

試食会開催の冒頭、挨拶に立った金城安和課長は「最近のマグロの漁獲高は集魚灯による漁も伸びており、モズクに次ぐ実績で、石垣市としてはこれからマグロのアピールもしていきたい」と述べていた。

この日、マグロ船天心丸の船長、田中博之氏も挨拶に立ち、「意外に石垣島のマグロは知られていません。全国で有数の漁獲高です。キハダマグロとメバチマグロを用意しました。賞味ください」とアピールしていた。

八重山漁協参与の新城和彦氏は「石垣島は有名な青森の大間同様にマグロの漁場が近く、延縄は一週間。集魚灯でも5日ほど、パヤオは日帰りで戻るため冷凍することなく生で売られる」と、冷凍しない生のマグロの刺身が食べられることをアピールしていた。

会場では、トレイには3種の刺身が乗せられて、計200セットが観光客に振舞われた。集魚灯で獲れたキハダマグロとパヤオで獲れたキハダマグロと延縄で獲れたメバチマグロの3種で、観光客はひとつひとつ厚切りのマグロの刺身を頬張って、賞味していた。3種のうちのどのマグロが一番おいしいと感じたかも、アンケート。ボードにシールを張ってもらい、賞味してもらっていた。

アンケートは値段が高くつくメバチよりもパヤオのキハダに票が集まっていた。

大試食会は開始と同時に人が集まり、200食は約1時間で終了。このあとは、アンケート無しの試食コーナーを設けて、マグロをアピールした。
 

(流杉一行)

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