白保の子どもアンガマがおもと学園を訪問 <2018>

 8月24日午後2時から石垣市字大川にある指定障害者支援施設おもと学園でこどもアンガマがおこなわれ、施設の約30名の障害者がお盆の中日を楽しんだ。

 おもと学園では3年前の大浜青年会によるアンガマ以来の2年ぶりの訪問で、この日は施設玄関広間に仏壇を用意して、白保のこどもアンガマ一行の訪問に備えた。

 すると、7月念仏(ミンブチャー)の音楽に乗って、愛らしいウシュマイとウミーが登場。後ろにはきれいな花笠をかぶり、華やかに着飾った可愛いファーマー11人が顔を覆ってゆっくりと入場。

なんと中学校1年から幼稚園児までの年齢層とのことで、実に可愛い入場となった。会場に輪になって踊ってから、ウシュマイとウミーが仏壇の前で、口上を述べ、ウシュマイとウミーによるアンガマ踊りが披露されると、会場はしっかりしたおどりっぷりに、圧倒されていた。

 白保節、真謝井戸、繁盛節、め組の人や、白保の幼稚園、小学校、中学校それぞれの校歌ダンスなど、全10曲を披露して、最後は六調節で盛り上がり、会場を後にしていた。

 この日、新聞を見て来場した人は、「はじめて見ました。たのしかった」と、アンガマの雰囲気を楽しんでいたほか、中学生の踊りが上手だったとたのしそうに感想を述べる子供などもいて、周辺から集うギャラリーも、30人にふくれあがり、盛況なアンガマとなっていた。

 白保村は、獅子舞が盛んでお盆行事は獅子舞がメイン。一方で子どもアンガマも人気で子どもたちの口上や、踊りが見ていて愛らしく、集まった人は、しきりに拍手で応えていた。


 
 (流杉一行)

この記事をシェアする