8月23日午後2時から石垣市字石垣にあるデイサービス石垣でイシャナギラ青年会(字石垣の青年会)によるアンガマがおこなわれた。
デイサービス石垣に通うお年寄りらのほか、系列の施設からも多くの人が集まり、40人近い人がアンガマの来訪を歓待していた。
あの独特なミンブチャー(7月念仏)の音色に乗って現れた一行は、約20人のファーマーと呼ばれるお供の賑わいとともに、あの世からの使者、ウシュマイとンミーが揃って登場。
会場のデイサービス石垣の壁に掲げられた大きな仏壇の絵の前で、ウシュマイとンミーの踊りや、問答が披露され、会場は大いに盛り上がった。
お年寄りからの直にウシュマイに、飾られてある花の名前を聞かれて、グソウバナとたじたじになっての返答などで会場は大いに盛り上がり、また元気な高齢者が大きな声で「みーはいゆー」とごく自然な調子で本格的な方言を披露すると、本人をよく知ったデイサービスの職員らに大うけしていた。
最前列に陣取って、楽しそうにアンガマに見入る高齢者に影響されてか、これから3日間、アンガマを実施する同青年会の張り切った踊りぶりには、新鮮なものがあった。
次々に繰り広げられる舞踊が躍動して見えるのは、青年会の心意気に感じられて、見る人を大いに和ませていた。
(流杉一行)