2月21日午後1時からハローワーク八重山雇用対策推進協議会主催の平成29年度八重山地区企業説明会が県立八重山農林高校体育館で開催され、八重山の3高校の1・2年生およびハローワークで職探しする人が約200人以上来場した。
地元参加企業54社が居並ぶ会場で、関心ある企業のブースを移動しながら、様々な企業の説明を受けていた。
今年は、参加企業の数が昨年の32社に比べて22社増えており、各企業の間でも、人不足が重大な、問題となっている傾向にある。
各社内で人事面での対応能力の向上に期するものを持っておかしくない環境がある。
会場に賑わいぶりに、高校生の地元企業への関心度の高さを感じたいところだが、実際は各高校の授業の一貫での参加で、将来に役立てるための企業説明の聴取で、全参加企業が求人を出しているわけでもなく、次年度にかならず出すわけでもない。
生徒にどんな企業が地元にあるか。またどんな企業なのかを肌で知れる機会をつくるのが、今回の説明会のねらいでもある。
関係機関の来場者からは、「こんな多くの地元の企業が説明する場に、こんな多くの高校生の生徒が来て話を聞いている光景は見たことがない。」と驚く声も出ていた。
やはり、地元の若い人が島を出ても、いずれは戻りたい人のために、島で就職できる環境がいつもあることが、島にもっとも望まれる光景。将来、求人説明会が定番で活況を呈するとすれば、こんな風になるという見本の光景がコレ。
(流杉一行)