2月4日午前10時から白保公民館で開催された白保ゆらてぃく祭りは、ヤマガシラの登場ではじまり、白保日曜市がこの日だけゆらてぃく会場で開店。
新鮮野菜や、魚介類の天ぷら、あるいはイノシシの炒め物、アーサの天ぷらなどの総菜類から、米や紅芋の加工品などたべもののほか、織物や染め物も並べられ、会場は大いに賑わっていた。
このほか白保肉用牛生産組合や野菜生産者、白保ハーリー組合、白保青年会なども出展して、食事コーナーとなっていた。
公民館内では、展示コーナーが設けられ、やちむん館、NPO夏花、白保の織友の展示や、白保公民館が実施した昨年の活動を記録した写真コーナーが設置され、白保住民が仲間と集まり、展示物に見とれていた。
午後10時半の役員らによる祭り太鼓の披露のあと、雨模様のため日程を1時間早めて午後1時からピミジャーエンダラシ(山羊の戦い)がおこなわれて、会場は山羊の戦いを見ようと多くの市民が集まっていた。
山羊の角が「ごぉん」と鈍い音をたててぶつかり、闘う山羊の戦いは、この日5組の紅白戦でおこなわれ、白組が3勝1負け1分けで勝利をつかんでいた。頂上決戦では、白髭と黒髭の同じ髭がつく山羊の戦いとなり、両者疲れが出たか互いに押し合うものの、角で打ち合う気力が失せ気味で、引き分けとなった。
この後、午後4時からは獅子舞、午後5時半からは舞台芸能が12演目披露される予定で、会場の公民館周辺は、一日中賑わいを見せる模様。
白保地域で取れる生産物販売をしながら、白保の文化活動を一堂に披露して、白保ずくめの一日を展開。村の魅力を詰め込んだ一日が、この日、たのしく披露され、エネルギッシュな地域興しのまつりといえる。
(流杉一行)