2月3日午前10時半から白保さんご村で石垣みらいカレッジ講座「エリアマッピングプロジェクト」が実施された。
これは路線バスを対象にした講座で、好きな地域や島の魅力ある場所をバスで巡るオリジナルなバスツアーづくりをしようというもの。一日乗車券が手渡され、好きな日に一日中バスで移動して、バスツアーのマップ作りをするというもの。
自らテーマを決めて、島を巡るのでもよく、また色見本を手に、カラーハントするもよく、自由なコンセプトでマップづくりを楽しむ講座といえる。
この日、予約は14名あったが、気温14度と寒い日となったせいか参加者は6名と少数の参加となった。
まずは講座の説明とツールの説明が事務局から実施されたあと、NPO夏花の普天間基さんから地域の宝を見つける方法を、白保村で行われれる祭りやイベントや、村の持つ魅力を紹介する中で学んでいた。
講話のあとは、多宇明範さんのガイドによる白保村の散策がおこなわれ、ンマガミチやオーセ御嶽、神の道、亀川家のフクギ、真謝井戸、嘉手刈御嶽、真謝御嶽などを詳しく紹介。参加者は伝統を大切する白保村の話を熱心に聞き入っていた。
なお、作成されたプランは2月26日までに各自商工振興課に送付となっており、3月4日に開かれる修了式で公表されることになっている。
この日参加した石垣市新川出身の60代男性は、「生活様式が変化する中で、伝統ある村の魅力や伝統芸能、方言などを、正確に伝えていくのは難しいものがあると思うが、島の各地のよさを引き出し、来訪者を迎えることで地域が活性化すると思い、力になればと、バスツアーづくりに挑戦した。」と述べていた。
(流杉一行)