平成29年度パインマンゴーゆうパック出荷式

 6月14日午前10時から八重山郵便局でパインマンゴーゆうパック出荷式が開催された。

 オープニングセレモニーで八重山こどもエイサー会によるパイン音頭が披露されたあと、主催者挨拶で八重山郵便局長平良貢一氏が挨拶に立ち「昭和61年にパインゆうパックとしてスタートして今年で32年目となり、八重山だけでなく沖縄を代表するゆうパックになっている」と述べ、今年は、パイン6万5000個、マンゴー1万5000個を計画していることにも触れていた。この出荷式を昨年は6月28日に実施しており、今年は2週間早くなっているのは、全体的に計画より早くできているため。7月に最高においしくなる八重山パインのイメージが今年は、どうやら早くに品薄となる可能性が見えている模様。

 平良局長は「ピークは7月上旬かも」と、いつもより早い展開が見えている。生産者代表として挨拶した上間昇氏も、いつもより3ヶ月早くから収穫しているとのこと。理由を聞くと「天候の影響です。台風の襲来が少なく、また春先に雨が少なかった。順調に生育したことで収穫期が早まった」とのこと。「まだ梅雨ですが、これが明けて日差しが来ると、糖度が増します。」ただ、豊作だということで、早い時期からの注文を取る必要があるのは、送付に適した状態のパインを送るためには、7月下旬には過熟して、送付に適さないパインが溢れてしまうことになるから。なお、7月1日にはJAゆらてぃく市場でハワイ種パインの旬宣言が予定されている。

(流杉一行)

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