6月の牛セリ 子牛平均マイナス5万

 6月11日12日の両日、八重山家畜市場で牛のセリがあり、子牛では770頭が入場し765頭が売却された。

 メス子牛の最高額は86万5080円で、平均は59万1431円。去勢子牛は最高額が106万4880円で平均は77万4494円。今回の子牛の総平均は69万9354円で前回に比べて5万4204円安くなっている。総売上は、5億3500万6080円だった。

 子牛の不足が値段の高騰を招いて、子牛を育成する農家にはうれしい状況が続くが、それを買う肥育農家には、厳しい状況が続いていることになる。高過ぎる和牛が、売れなければ、どうなるのか。高騰してきた子牛の価格は、元の値段に戻ることを願う肥育農家にとって、悪夢の延長であれば、いつか子牛農家も覚悟が必要かも。消費者への最終値段が高止まりし続けるなら、消費量に影響はでないとは言い切れないのでは。

(流杉一行)

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