2月1日、石垣市中央運動公園市民球場で千葉ロッテ石垣島キャンプスタートとなるセレモニーが午前8時25分から行われた。
中山義隆石垣市長が歓迎の言葉を述べた後、監督が挨拶に立ち
「我々の気持ちは、ひとつ「頂点をつかむ」です。昨年の悔しさを晴らすときが来たと思っています。この石垣でしっかりと練習し、石垣市民の皆さんといっしょに1年間戦い、最後に優勝をつかむ。これを実現して、また戻ってきたいと思っています。よろしくお願いします。」と、熱い意気込みが伝わる言葉を簡潔に述べていた。
このあと、選手らは柔軟体操から、ウオーミングアップ、キャッチボールの後、野手と投手に分かれて練習を開始。野手は内外野のノック、打撃練習を実施。投手は室内練習場やブルペン、多目的広場、陸上競技場で、牽制・ピッチング・ランニング強化などを練習。
晴天に恵まれた石垣島の青い空の下で、今シーズン初動となる充実の汗を流していた。
昨シーズの千葉ロッテの活躍ぶりは、シーズン終盤のリーグ優勝争いに見るし烈さに現れている。どこが優勝してもおかしくない中で、ロッテとオリックスが抜け出して、最後はデッドヒート。最後は、届かなかったものの、その健闘ぶりはファンを大いに沸かせた。
一年を通じて各試合の終盤での粘りが光っていたのは、最後の最後まで見逃せない試合を繰り広げていたから。
たとえ試合中盤で負けていても、終盤の投手陣の継投による踏ん張りと、打撃陣の起死回生の奮起が何度も功を奏して、逆転劇を幾たびもファンに見せてくれた。
勝ち進むごとに、ロッテ打線1番から9番まで途切れない様子は、プロ野球解説者からも注目され、ファンも大いに喜ばされた。
(流杉一行)