8月24日午後2時から石垣市役所市長室で、八重山商工高校商業科のマーケティングリサーチ部のメンバー3人が中山義隆石垣市長を表敬。
このほど第24回沖縄県高等学校生徒商業研究発表大会において、八重山商工高校が最優秀賞を獲得。研究発表を実施した同部員9人(新垣美愛さん、上原綾香さん、佐川愛佳さん、玉木亜依さん、仲間舞さん、根間らなさん、入川呼桃さん、鳩間里咲さん、松原妃萌さん)を代表して入川さんと鳩間さん、松原さんの3人がその報告に訪れたもの。引率の教師らと共に市長室へ、優勝旗とトロフィー、賞状を持って登場したあと、最優秀賞の受賞を市長に報告。
この大会は、商業を学ぶ生徒が商業に関する課題を設定し、その解決を図る一連の研究活動のなかで、生徒の問題解決能力や創造的学習態度を育てるもの。また成果を発表する機会を通して、表現力やコミュニケーション能力を育成し、他校との交流を通じて相互学習を深め、活動活性化を図ることを目的としている。
入川さんは「先輩の研究を受け継いで、ユニバーサルツアーについて発表しました」と、内容を紹介。松原さんは最優秀賞がとれたことを報告して、鳩間さんは九州大会がリモート開催になったことから、こちらで撮影したビデオが審査されることになり、そのビデオを無事送ったことを報告し、応援をお願いしていた。
中山市長は、「ユニバーサルツーリズムが盛んになり、障がい者の人を含めて、いろんな人が島に訪れて楽しく過ごせるなら、島に住む人にとっても住みよい街になると思います。皆さんの研究成果が島のいろんなところで生かしていけるのではないかと思います。」と、高校生らの取り組みに期待を示していた。
また「九州大会での発表ですばらしい成績をおさめ、全国大会へいけるよう期待しています」と述べ、市長は3人を激励していた。
27日には、福岡県久留米市で高等学校生徒商業研究発表大会九州大会が開催される予定が、コロナ禍からリモート開催となり、送ったビデオでの審査となっている。そこで高成績を残せば全国大会への切符が来ることになる。これまで6度の県大会での最優秀賞の獲得をしてきた八重山商工だが、全国大会の切符獲得の経験はない。2015年には九州大会優秀賞まで進んでいる。今回も、大いに期待が高まる。
(流杉一行)