無観客でのロッテキャンプスタート

 2月1日、無観客でのロッテキャンプがスタートした。

 この日、取材陣には原則PCR検査をしたマスコミが、遠距離での接近なしの取材活動となる。新型コロナウイルスの感染防止の徹底が叫ばれる中でもある。そこは、見えないウイルス相手だけに、油断ができない。

 地元マスコミは、初日と2日目だけが、特別に取材可能となっただけ。取材は3日前に申し込む形が、告げられている。もちろん、PCR検査での陰性確認は必須条件。

 2月1日、石垣市中央運動公園の市営野球場と、第2野球場および多目的球場、室内練習場、打撃練習場、ブルペンなどで、恒例の千葉ロッテキャンプが今年も実施された。

 昨年は、「優勝をするため」と、優勝を強調した井口監督の挨拶だった。

 そして快進撃がブレイブス戦の連勝で序盤を仕切った。1点差勝利を20試合重ねる粘りの戦いを見せ、中盤戦ではチーム打率が12球団ワーストと振るわないにもかかわらず、なぜか勝ちきれる。安田、藤原の活躍もあり、これまでにない戦いぶりに、優勝の兆しは見られたのだが、終盤での主力離脱が響いてしまい、後退を余儀なくされたが、リーグ戦2位と踏ん張り、CS進出をかけてソフトバンクと対戦したが、及ばなかった。
 しかし、あまた居る野球評論家の予想を覆して、2020年は第2位に輝いた。ロッテファンを大いに喜ばせた井口監督だった。

 今年は、「この1点を、つかみ取る。」をスローガンに井口監督は、優勝を目指すことになる。ロッテファンは大いに期待するところとなるのは間違いない。

 この日、晴天に恵まれて、無観客の寂しさも、青空の下、晴れやかな空気のもと、ランニング、ウオーミングアップで体をほぐし、野手と投手陣に別れて、各自練習メニューに取り組んでいた。

(流杉一行)

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