石垣島から世界へ!オリンピアン卓球教室

 11月7日午後1時から石垣市総合体育館メインアリーナで石垣島から世界へ!オリンピアン卓球教室が開催された。

この日はTリーグ(プロ卓球)の琉球アスティーダ所属の吉村真晴選手と森園美月選手の2選手が参加しての卓球教室で、リオデジャネイロ五輪で団体銀メダリスト吉村真晴選手が参加するとあって、多くの市民が会場に訪れた。

入場する際には、新型コロナウィルスの感染防止のため体温チェックと名前・連絡先を書く用紙が配られて、厳重な体調をチェックしての開催となっていた。

参加者無料のスポーツイベントは、200人近い参加者が会場に駆け付け、4年前のリオデジャネイロで開催されたオリンピックで、卓球男子団体で日本が銀メダルを獲得した時の代表選手吉村真晴選手と代表監督の村上恭和氏が参加。

 ITTF世界ランキング74位の森園美月選手も加わり、会場いっぱいに卓球台が置かれて、男子用、女子用のそれぞれ練習方法や、2選手による試合が披露され、レベルの高い卓球が披露されていた。また、来場者からの質問を受けながら、ステップの踏み方や難しいサービスの方法など高度な技術を教わりながら、楽しい時間を過ごしていた。

 順番に選手と1本勝負ができる時間も用意され、参加者は真剣にレベルの高い選手と球を打ち交わして、思い出に残る時間を楽しんでいた。

 この日のために、宮古島から駆け付けた小学5年生の上地拓徳くん(10)は、「オリンピック選手の練習を見て球のスピードや回転の勢いは想像を越えていました。見るよりも球を打った方がもっと強さがわかった。」と、オリンピック選手の球を実際に受けて、刺激になったよう。

 吉村選手から指導を直に受けた瑞慶覧君恵さん(61)は「回り込んで打つのははじめてでした。足の運びを直におそわって、できるイメージがわかりました。オリンピアンに教われたのはラッキーです。」と、自信になったことを喜んでいた。

 八重山卓球連盟の上地広晃会長は「卓球は健康によいだけでなく、70代80代の高齢者と6歳の子どもとのゲームもできる面白いスポーツです。」と、卓球が持つ魅力に触れていました。

 また「今回、たくさんの人が参加してくれてうれしいです。八重山で一般人の卓球ファンが増え、上手な人が輩出すれば、県大会優勝を目指す子どもたちの対戦相手も増え、将来の島の卓球のグレードアップにもつながる」と、八重山の卓球レベル向上に力が入っていた。


 
 (流杉一行)
 

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