米原海岸利用ルールの広報活動 & ビーチクリーン

 7月23日、石垣市北部の米原海岸で、環境省による米原海岸利用ルールの広報活動と西表石垣国立公園パークボランティアによるビーチクリーンがおこなわれた。

 午前10時45分に米原公民館に集合したのは、環境省石垣自然保護官事務所が米原海岸の利用ルール検討準備協議会のメンバー11人および、西表石垣国立公園パークボランティア13人の面々。同準備協議会は、環境省、石垣市環境課、石垣市観光文化課、石垣市施設管理課、石垣市消防本部、沖縄県八重山土木事務所、石垣海上保安部、米原公民館、石垣島アウトフィッターユニオン、石垣島米原海岸自然保護協会、WWFジャパンの11機関でなる組織。

 この日は石垣市消防本部、石垣海上保安部、石垣市環境課、石垣市観光文化課、石垣市施設管理課、石垣島米原海岸自然保護協会など、各機関から参加して、米原海岸利用ルールの広報活動とアンケート調査を実施した。

 これは今月1日から、米原海岸の利用ルールが本格試行されることから、そのお披露目を兼ねての実施でもある。

 一行は、米原公民館前で出発式を実施。

 山本以智人上席環境保護官が挨拶に立ち、「米原海岸を利用する人へ米原海岸利用ルールの周知を図るために実施するもので、5年の歳月を経て米原海岸利用ルールで、民間とともに地元の広範囲な公機関がいっしょに国立公園内の海岸のルールをつくるのは前例がなく、これがモデル事業としての第一弾でもあり、成功すれば、全国のモデルとして米原のルールが活用されることになる」と、同ルールの意義を説明。ルール周知とともに、利用者の生の声をアンケートで集める取り組みに期待が寄せられていた。

 説明の後、パークボランティアグループでは清掃活動の打ち合わせに入り、ルールの広報活動のグループでは、新型コロナウィルスの配慮から、チラシは配らず、口頭でルールに関して説明し、言葉で問いかけてアンケートに答えてもらう形で実施することを確認。

 かくして、2手に分かれて、取り組みをスタート。晴天で海水浴を楽しむ人々に、岸に上がってきた人に声をかけ、「米原海岸利用ルールを知ってますか」と、ルールを地道に説明しながらアンケートに答えてもらうなどして、周知活動を実施していた。

 米原海岸利用ルールについて、そのルールを守ろうと思うかを質問。
 ルールの一つ一つをあげて、反応を書き込んでいく形となる。

 野生の生き物に餌を与えない。海岸で大音量の音楽などの騒音を立てない。海岸でタバコを吸わない。集落内で水着で歩かない。ゴミは持ち込まず、持ち帰る。など、

 また、この日、パークボランティア14人(子供たちを含む)が炎天下でビーチクリーンを実施。集めたごみは20数袋になって、特に外国からのペットボトルの多さが目立っていた。

 参加者は「砂浜から草むらに入ったところにたくさんあったので驚いた」という声や、「観光客の人が、周辺のゴミを拾っておいてくれて、渡してくれた時、観光客が来る前に拾っておけたら、もっと楽しく過ごせたのではと思った」と、複雑な思いを語っていた。

 この日、ルールを周知するグループは西から東をゆっくり回って、ひとりひとり声をかけ、約50人からアンケートをとっていた。
 女性グループからは、「環境にやさしい日焼け止めを使っていますか」という質問に、「知ってますが値段が高いですね。」と言われる一幕も。「しっかり、日焼け止めできる商品であれば、つかってもいい」という声も出て、日焼け止めへの関心は女性陣には高めであることが示されていた。

 (流杉一行)

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