11月16日午前10時から石垣市総合体育館でエコライフ2019が開催された。
沖縄県が主催して毎年実施されるこの県民環境フェアイベント「エコライフ」は、多彩なステージイベントやワークショップ&環境展示など、環境にまつわる様々な情報を発信して、大人も子供もみんなで一緒に「未来の地球について考えよう」と開催されるもの。
メインアリーナでは、環境関係の公的機関や研究機関、NPO法人などが参加して30種以上の展示を実施。各ブースでのワークショップも実施されて、環境を学ぶ上で、有意義な取り組みが、紹介されていた。
この日はステージイベント「琉神マブヤー」によるアクションショーも実施され、ちびっ子らに大人気のヒーロー登場が2度あり、会場はその都度盛り上がっていた。
大道芸人「にんにん」によるパフォーマンスショーも行われたほか、Pokke104によるコラージュワークショップが実施され、沖縄の生物をちりばめて、海と陸との関係を描いていた。
30種以上の展示では、自然保護エリア(8ブース)、3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進エリア(8ブース)、温暖化防止エリア(16ブース)の3つに分けて、遊ぶ、学ぶ、体験するコーナーを展開。環境保全に関する事業体の全網羅となり、たのもしい姿が来場者を喜ばせていた。
また、アンケートに答えると花の苗木や3Dウッドパズルがもらえるコーナーも設置。多彩な取り組みが見られていた。
かくも多くの環境保全への取り組み状況が見られて、関心ある来場者にはうれしい光景といえたが、生活に環境保全の意識を取り入れて、簡単なことから取り組んでほしいという趣旨にしか、活路を見いだせないのが現実。
目指すものと実現の難しさのギャップを、どう克服するか。個人レベルで考えるしかない現実がそこにある。
(流杉一行)