2月1日午前8時20分から石垣市営球場で千葉ロッテの石垣島キャンプが始動。
その開始式がおこなわれ、石垣市長中山義隆が挨拶に立ち、今年こそ優勝を勝ち取ってくださいと健闘を祈り、石垣島キャンプが有意義なものになることを願っていた。
井口資仁監督の挨拶では「このキャンプでは、一年間しっかりと戦える体をつくり、優勝を目指して皆さんと共に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」と、きっぱりと、優勝目指して奮闘することを伝えていた。
昨季59勝81負3分の成績でパリーグ5位に甘んじた千葉ロッテ球団を、今季はどう戦うのか。井口資仁監督は、今年監督就任2年目となり、昨年の「マクレ」のチームスローガンを今年は「マウエ↑」と新たに掲げて、全員で自己最高成績を意識するとした。
より上を目指し、上だけを見て取り組むことで、最後は一番上に到達しているような年にするとして、レギュラークラスからベテランまで、全員で競争してもらい、結果を残さないと一軍には残れない切磋琢磨するキャンプにするとのこと。
開始式のあと、ウオーミングアップがスタート。約70人の選手が隊列をつくってランニングからはじまり、柔軟体操から関節や筋肉を徐々に動かして体をほぐしていた。
野手と投手に分かれての練習が、メイン球場、第二球場、サブグラウンド、投球練習場、室内練習場と、それぞれ、ローテーションにながら、練習。
昼食をはさんで午後からは紅白戦がおこなわれ、投げる投手も、一イニングごとに交代して、実戦形式の練習を実施。野手も、交代をしながら真剣な様子で打席に立って、競争意識をもってキャンプに臨んでいた。
紅白戦は、スタメンクラスでは3対3と拮抗するも、打席に控え選手が交代してくるとなかなか点が入らず、なんとか9回の裏で平沢がセンター前のタイムリーヒットを決め、さよならで白組の勝利となっていた。
観客席には、平日の金曜でも午後から多くのロッテファンが集結して、選手の動向をカメラや双眼鏡を手に、みっちり観察して、来季の活躍への期待を大いにかけていた。
タイムリーヒットや、当たりのいいヒットがでるたびに、球場にはどよめきが起こって、ファンの熱い思いが、選手の放つ快音のたびに会場に現れていた。
今季石垣島キャンプは、6日が休日で、9日と10日に台湾のチームのラミゴモンキーズとの試合を予定。10日にはサイン会も予定されている。
一軍の打ち上げは11日。2軍は21日を予定。
(流杉一行)