八重山の3高校で卒業式

 3月1日は市内3高校、県立八重山高校、県立八重山商工高校、県立八重山農林高校で卒業式がおこなわれた。

 この日、県立八重山高校では午前9時20分から第71期卒業生232人が入場。

多数の父兄で膨れ上がる体育館は厳粛な雰囲気に包まれて、細かく長い学事報告の後、午前9時55分から卒業認定がおこなわれて、風船の割れると音と共に、くす玉が割られて、体育館右隅から紙吹雪が舞うと卒業証書の授与がはじまった。

一人ひとりに、仲舛盛順校長先生の手から卒業証書が手渡されて、卒業生は神妙な顔つきで証書を手に、壇上から降りていった。

 県立八重山商工高校では、午前9時50分から第50期卒業生113人が入場して、午前10時16分ごろから明るい体育館のステージ上で、蝶が舞うデザインをバックに卒業証書が新城英人校長から手渡されて、軽やかに壇上から降りていた。

 県立八重山農林高校では、午前9時40分から第79期卒業生87人が入場して、午前10時20分頃に山城聡校長から卒業証書が手渡され、ステージの背景には「前進」と花で描いたデザインのもと、生徒らは笑顔で証書を受け取る生徒もあり、和やかな雰囲気で、卒業生は壇上を後にしていた。

 3高校それぞれ独自な雰囲気で、卒業生を送り出し、各高校のカラーが鮮明に出た式典となっていた。

これからの門出を祝う一生に一度の行事にふさわしい、様々な趣向を凝らして、見守る各高校の卒業生の父兄も真剣な眼差しで式典に見入っていた。

 なかでも農林高校では、在校生代表が贈る言葉の最後にとぅばらーまを歌い上げるなどして、式典を盛り上げて、父兄から大きな拍手を浴びていた。

八重山民謡が卒業式で、突然、後輩から先輩へサプライズで披露される自由な空気は、なかなか見られないもので、万事形骸化しつつある社会に、一石を投じる空気も感じられた。
 

(流杉一行)
 

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