保育園児らが手洗いマイスターとばい菌退治

 5月24日午前10時から石垣市石垣保育所(眞榮田優子所長)で、沖縄県食品衛生協会八重山支部の手洗いマイスターの3人が3歳児から5歳児の43人の保育所園児に手洗いの方法を伝授。

この日指導に当たった手洗いマイスターは、同協会支部の理事監事の吉武由喜子さん、専務理事の鍋倉大さん、理事の与儀恵子さんの3人。

子ども達は、3人から手のこすり方を見よう見まねで楽しく教わっていた。このあと、5歳児が手に手洗いチェッカーをつけ、それを石けんできれいに落とす手洗いに挑戦。泡を立てて、言われたとおりにこするも、検査機に手を入れると、手に菌があることを示す青い反射部分が現れて、もう一度洗い直しとなる。子ども達は、これを繰り返して、次第に青くならないのを知り、ばい菌退治のやりかたを知ることとなる。
 石垣保育所では、今年のテーマを「子どもの育ちから健康と安全を考える」として、取り組んでおり、子ども達が少しでも自律的に身につけられるものはないかと思案して、手洗いマイスターの存在を知り、鍋倉大さんを縁に今回の手洗いマイスターによる指導となった。手洗いを教わったあとは、手洗いマイスターからハモニカ演奏、子ども達からお遊戯と交流がおこなわれて、楽しい時間となっていた。

 なお、石垣保育所ではオオゴマダラの幼虫を育っており、この日の早朝、オオゴマダラが羽化しているのがわかり、園児ら皆で昼頃に放蝶を実施。

虫かごに、羽化したオオゴマダラを見た子どもたちは、歓声をあげて見守っていた。

虫かごの蓋をあけると、オオゴマダラがしばらく時間をおいてから、大空に飛び立って、園を出て行くかに見えたが、また園に戻り、子ども達が駆け寄る天井を舞飛んでいた。

子ども達には、生まれたばかりの蝶が飛び去らないのがうれしいのか、いつまでも蝶を追い回し、蝶も飛び去るのを惜しむかに、放たれた虫かごがあった場所に戻るなどしていた。

 羽化を待つ卵はまだ5個あり、羽化させて放蝶させるのを子ども達は楽しみにしている模様。

(流杉一行)

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