5月は消費者月間

 5月14日午後4時からサンエーシチィ石垣店とマックスバリューやいま店で消費者月間をアピールするチラシ配りが、石垣市職員や沖縄県職員により実施された。

 サンエーシティ石垣店では4人の石垣市平和協働推進課の職員が「5月は消費者月間です」のチラシを店内に入る人、出る人に「消費者月間で」と声をかけながら、チラシを配布。通る人は、何かの勧誘と思い、反応せず直ぐさま立ち去る人や、何を配っているのと聞いてくる人など、様々。

トラブルに巻き込まれそうになったら連絡をしてくださいと職員が呼びかけると、意を解したように、チラシを快く受け取る人が数人出ていた。急ぎ足で立ち去る人の足を止めるほどには、この種の月間運動は、下火の模様。

公的機関の名をかたったり、携帯電話の高額請求など、新手のトラブルは今も増殖しており、犠牲になるのは毅然とできなくなっている弱い立場の高齢者が多い。

配られたチラシには、子どもがスマホのゲームに夢中になって、アイテムほしさにクレジット番号を入力してしまい、法外な請求がきてしまったり、無料のサイトに登録して高額の請求が来たりと、簡単に罠にはまってしまう危険性を紹介。

エステでも脱毛施術で皮膚障害や危害情報が寄せられている状況を紹介するなど、くらしにまつわる危険な事例を数々紹介していた。

 マックスバリューでの配布では、多くの観光客でごった返す状況が見られて、配布するスタッフの様子は探し出せなかった。

この日は4000人の台湾人観光客が午前と午後に分かれて店舗に入場。

いつもの溢れんばかりの観光客では無かったが、台湾人観光客への配慮はどうなのと、台湾人も消費者とばかり、冗談を言う人もあって、消費者トラブルも国際的な配慮が必要となれば、これまた難しい問題も出かねないことに。

果たして、国際観光都市として、石垣市はやっていけるのか、不安になる一コマとも言えた。

(流杉一行)

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