海上自衛隊3隻が石垣入港 練習航海で

 3月30日、午前9時半から海上自衛隊3隻でなる練習艦隊が石垣港入港で、八重山地区自衛隊協力会主催による歓迎セレモニーが開催された。

 この日、八重山自衛隊家族会(会長上地和浩)のメンバーなど市民が集まり、練習艦「かしま」(4050トン)、練習艦「しまゆき」(3050トン)、護衛艦「まきなみ」(4650トン)の3隻が石垣港ターミナル前に接岸された後、第68期一般幹部候補生課程修了者約200名が岸壁に上陸。整列したあと、入港歓迎セレモニーがはじまり、八重山防衛協会会長で、八重山地区自衛隊協力会会長で石垣島自衛隊配備推進協議会会長の三木巌氏が挨拶に立ち、「アジア情勢の厳しい折に、このように厳しい訓練を繰り返していることに対し、敬意を表したいと思います」と激励した。

 このあと練習艦隊司令官で海将補の泉博之と第一練習隊司令と実習幹部代表に花束が贈呈された。

 これに対し、練習艦隊司令官で海将補の泉博之氏が挨拶に立ち、「5月から遠洋5000時間の訓練をする幹部候補生192名を連れてきました。石垣島に来たのは、南西諸島の情勢を肌で感じるためと、石垣島の歴史・文化を学ぶためですと述べ、夜には歓迎レセプションを予定しており、時間のある方はお越しください」と述べていた。

 このあと、練習艦「かしま」の見学会が行われ、参加した石垣市民は甲板に敷設された魚雷やイタリア設計で国産の65インチ砲などの解説などを聞いていた。

(流杉一行)

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