サンシン大合奏会

 弾き鳴らしょうら ばがすぃまぬ肝心をテーマに3月4日午後6時から8時まで石垣市総合体育館メインアリーナでサンシンの日大合奏実行委員会と石垣市文化協会が主催するサンシン大合奏会が開催された。

200人を越す参加者がサンシンを手に集結して、各芸能研究所からその垣根を越えた、共に皆で合奏しようという気持ちから生まれたイベント。

サンシン好きな人が無条件にサンシンを合奏しようという粋な大会だ。

 小中学生の繁昌節、とぅまた節宇、でんさ節とはじまり、全員による鷲ぬ鳥節、赤馬節、鶴亀節、かたみ節宇、めでたい節、午後7時の時報と共に、カギヤデ風、上がり口説、安里屋ゆんたなどを演奏して、休憩中には昨年12月に琉球芸能鑑賞会に参加した白保合同会社中の27名が、貫花(ぬちばな)、南嶽節(なんたきぶし)、タカハナリ、ウミノチンボーラーを演舞して見せ、喝采を浴びていた。

 その後は黒島節、千鳥節、古見ぬ浦節、夜雨節、弥勒節、やらよう節が唄と共に演奏され、参加者の正確な合奏が続いて、気持ちよい演奏が会場いっぱいに響き渡っていた。

(流杉一行)

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