宮城姉妹の姉佳代子がブローチづくり

 1月29日午後12時15分から県立八重山商工高校のマルチメディア館2階の視聴覚室で「サンバを通して国際理解を」と題する観光コースの生徒向けの課題研究の授業が実施された。講師は、サンバでお馴染みの宮城姉妹の姉の佳代子さん。

 冒頭、インスタ映えコンテストで集まった117件の投稿から宮城佳代子さんのものがもっともインスタ映えをしているとして、選出され、この日、選出したイチグスクモードの池城氏から、肉年のTシャツが宮城佳代子さんへ贈られた。

 授与式のあと、宮城さんの授業がはじまった。

 まずブラジルとサンバについて、宮城さんが関わるきっかけや、ブラジルという国に関する詳しい説明。そして、ブラジルでサンバが盛んに踊られる理由を解説。自身もサンバを学ぶためにブラジルで2年過ごして、有名なサンバチームの一員に姉妹でなり、そこで知ったサンバの魅力について、生徒らに話していた。

その中で、ビギンの比嘉栄昇氏が宮城さんからブラジルでは、カーニバルの衣装につかわれる野鳥の羽根をつかった飾りが盛んで、羽根ひとつが日本円で5000円もすることを聞き、石垣島ではクジャクが増殖して困っている話を知っていたので、そのブラジルの話を石垣市長に伝えたところ、宮城さんへクジャクの羽根が寄贈された。

 かくして、その羽根でつくった衣装で、石垣島祭りに出演して、クジャクの羽根の寄贈に応えて、恩返しをしたエピソードを紹介。

 このあと、ブラジルでの野鳥の羽根で飾る技術を生徒らに伝授。孔雀やキジの羽根をグルーランという接着道具を用いて、ブローチや髪飾りをつくる方法を教えると、生徒らは思い思いの小物をつくり出した。

 かくして、孔雀の羽の使い道が、伝授され、生徒らは、その羽のきれいさをつかって、思い思いの作品作りに精を出していた。

(流杉一行)

この記事をシェアする