石垣市農業委員会が食育講座

 8月13日午前10時から石垣市健康福祉センター2階調理室で石垣市農業委員会の女性委員による食育講座が双葉こども会の親子20組向けに実施された。

 これは、石垣市農業委員の女性委員、保里ミツ子さんと池西美津子さんが取り組む食育講座で、子ども達が日頃口にする味噌汁の食材である味噌を、米や大豆などの原料からつくることで、味噌の作り方を実感し、食べ物がどのように食卓に登るかを子ども達に理解させ、関心をもたせようというもの。

この日は石垣市農業委員会の新城純会長も挨拶訪れて、主催者挨拶に立ち、国内自給率の低さなどの問題点に触れながら、食を通じて世界のことにも関心を持ってほしいと、昔あった食糧難時代を思い起こすなどしていた。

 講座では、子ども達が親と一緒に蒸した大豆を揉み込んだり、米麹をまぜたりと、はじめての体験を親らとたのしんでいた。

 子供会の会長の東風田竜悟くん(10)は、「味噌が大豆でできているのは知っていました。米麹を使うのは知らなかった。味噌がこんな簡単にできるとは知りませんでした」と、感想を述べていた。最後に、参加した親子らは、できた味噌をつかってつくった、夏野菜の味噌汁とイナムドゥチ、油味噌、甘酒などを、持参したおにぎりと一緒に食べて、自分で作った味噌の味を堪能していた。


(流杉一行)

この記事をシェアする