6月25日、午前10時から八島町の地先南ぬ島公園隣の広場で凧揚げ交流会が開催された。全国各地から凧愛好家が集うこのイベントは、17都道府県から自慢の凧を持ち寄って開催され、会場には石垣島の南風に乗せるのが楽しみな人で溢れかえります。
この日も県外からの約60人の凧好きに加え、地元の凧愛好家など多数が、凧を持ち寄っていっしょに梅雨明けした石垣島の青空に、凧を揚げていた。
午前10時半からは第7回全国シャクシメーの大会が開催され、会場には腕に自信のある凧愛好家が控え、競技に臨んだ。シャクシメーは、揚げた親凧の糸を伝って上昇し、親凧に触れて一気に戻る回数を競うもの。この日6回と最高の回数を上がった長間靖さんが勝利した。
長間さんは、「新空港ができた時につくったシャクシメーで、何度か大会で準優勝はしたが、一度も優勝できなかった。いつかは獲るぞとずっと思ってきたので、勝ててうれしい」と述べていた。この大会は安定した親凧を揚げる技術があって、はじめてできるもので、しかもシャクシメーのサイズは、風の強さを読むことで選定し、親凧が高く上がりすぎず、シャクシメーが上がりやすく降りやすい角度を維持しておく必要がある。また、シャクシメーの仕掛けが正確に動くよう、細かな設定が必要で、トータルにいくつもの勘を働かせて、かつ風の運もなくては勝てないと述べ「今日は風を読めたので勝てた」と長間さんは、喜んでいた。
(流杉一行)