みよし保育園が入所施設でお遊戯


 6月7日午前10時から医療法人上善会介護老人保健福祉施設聖紫花の杜3階の入所施設でみよし保育園の園児33人がお遊戯を披露して入所者を喜ばせていた。

 冒頭、「元気な声を聞かせてね」という施設入所者の呼びかけに応えるように「パパの歌」を元気よく歌った園児は、お年寄りらもお馴染みのはずと選曲された「365歩のマーチ」のお遊戯を披露。

 この後、4歳児キリン組の「エビかニックス」、5歳児ゾウ組の「恋のプチプチ海ぶどう」、6歳児クジラ組の「ウミンチュ、ブギウギ」を子ども達のペースで楽しい舞台を見せた。入所者のお年寄りら50人は、曲に合わせてリズムをとったり、手拍子をしたりと、園児らに釘付けの様子で、気持ちの高揚が見て取れた。お遊戯の最後に、触れあい遊びのコーナーとなり、小さな手でお年寄りの手をとって、くすぐるなどすると、お年寄りらの表情にこれまでにない笑顔が生まれ、会場は曲とお年寄りらが園児にかける「かわしいね」の声で大いに盛り上がった。園児らも喜びが伝わるのか、進んでお年寄りに近づく児も多く、フィナーレにふさわしい盛り上がりを見せていた。「かわいいね」「又来てね」の声を受けながら、園児らは退場して、訪問は終了。園児らが去ったあとも、施設職員に感想を聞かれて、お年寄りらは「かわいかった」と楽しかった瞬間を振り返っていた。

 聖紫花の杜職員によると、みよし保育園には、毎月、通所と入所を交互に訪問してくれているとのこと。お年寄りらの絶大な楽しみとなっていることが、よく分かる時間といえた。

(流杉一行)

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