ゆらてぃく市場でゴーヤの日

 5月8日はゴーヤの日。石垣市新栄町のゆらてぃく市場ではゴーヤの日にちなんだイベントを開催。午前9時半過ぎから「ゴーヤの日イベント」のセレモニーが行われ、主催者の石垣信治八重山地区営農センター長から「平成5年にウリミバエの根絶があり、それ以降八重山産ゴーヤの沖縄本島や本土への出荷ができるようになりました。夏の野菜としてビタミン豊富なゴーヤは、夏を乗り切るのには有効な野菜で、みなさんで大いにゴーヤを消費してゆきましょう。JAの生産部会には41名の生産者がおり、1町5反の作付け面積で、昨年は60トンの出荷となっています。今年もゴーヤで夏を乗り切りましょう」と、意気込んでいた。

 この日は、ゆらてぃく市場創設から毎年実施している八重山農林高校生徒によるゴーヤの苗の無料配布が行われたほか、6回目を迎える八重山調理師会による創作ゴーヤ料理10品が各100食分、計1000食が用意され、午前10時に一斉に来場者へ、苗と試食が提供された。
  またゆらてぃく市場内でゴーヤー一本58円で販売したほか、ゴーヤーにちなんだ人にゴーヤー1本を無料サービス。呉屋さんや58才の人など、申告するとその場でもらえるというもの。(限定本数)
 この日、千葉県船橋市から来島した橋本裕子さん(58)は、偶然ゆらてぃく市場でゴーヤーの日のイベントに遭遇。58才を申告してゴーヤーを一本ゲット。「店の人からおいしいゴーヤーの見方を教わりました。お土産にゴーヤーを買いました。関東で買うゴーヤーと、ここで買うものとは、少し違うように感じます。調理師会の試食コーナーではクリームムースがおいしかったです」と、笑顔で感想を述べてくれた。

(流杉一行)

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