3月28日午後7時からサッカーワールドカップロシア大会アジア最終予選の日本対タイ戦の放映が、市内各地の飲食店でおこなわれた。市内美崎町の７３０交差点近くのワインの店「レッドドラゴン」でも大型プロジェクターに食い入るように見る飲食客で溢れた。

　石垣島には、サッカー練習施設の「サッカーパークあかんま」があり、1月から3月まで練習には最適な環境を備えたピッチが用意され、Jリーガーが活用するのを待っている状況だが、ジェフ千葉が去ってから、なかなか足を伸ばしてくれない。

　しかし、サッカー練習場として高い評価を受ける場所であり、昨年開催のリオ五輪に備えたU23の日本代表および、なでしこジャパンがこのサッカーパークを利用している。前回、UAE戦で活躍した久保選手も、昨年五輪代表として招集され、サッカーパークで汗を流した。本田圭佑選手も、ACミラン入りする前年、サッカーパークあかんまで極秘に練習し、少年サッカー教室も開いてくれた。かくも、日本代表が出入りしてくれるありがたい国内有数のサッカー施設サッカーパークあかんまのある石垣島だけに、そこはやはり、日本代表の活躍は島の全島民が大いに注目している。

　埼玉スタジアムからもっとも遠い２０００キロ離れた石垣島の飲食店で、日本代表の応援がこの日も実施されていた。

　試合は、４－０で勝利。久保からのアシストで香川が１点。また久保からのアシストで岡崎が１点。久保自身も１点。後退間際に本田へのセンタリングは、ドンピシャだったが、空中のディフェンダーに当たる不運で得点にはならず。しかし、大活躍でタイ戦の得点にもっと多く絡んだのだった。清武のコーナーキックに吉田がヘディングできめ、４点目となり。結果、４－０で勝利。リーグ戦首位に浮上した。サウジアラビアもイラクに１－０で勝利。勝ち点は並ぶも得失点差で日本が上回り、ようやく首位となった。

　次は6月13日イラクとのアウエー戦となる。セットプレーであっさり点をとられて、山口蛍の電撃ボレーでギリギリの勝利が思い出される。

（流杉一行）