昨年11月に人権の花の苗木を植えた石垣市立富野小中学校が、2月15日、同校体育館で人権の花の開花式を開催。人権の花の苗木約600本は、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、ベゴニアの4種。これらをプランターと花壇に植え付け、日々の水やりをし、4ヶ月間育成してきたものが、きれいに開花し、この日を迎えた。
人権委員など関係機関が見守る中、式は富野小中学校の取り組みを紹介。主催者の挨拶の後、感謝状が石垣市から富野小中学校の代表2名に贈られた。人権擁護委員の挨拶では、人権擁護委員会会長の宮良清盛氏が、「心は見えないが心づかいは見える。想いは見えないが、思いやりは見える」という言葉を紹介して、思いやりの大切さを説いていた。
この後、ゆるキャラの人権君が登場。那覇地方法務局石垣支局長の大城進氏が記念品を贈呈するなど、式典は進行。人権の花運動の詩「種をまこう」を生徒全員で朗読すると、会場は大いに盛り上がった。同校中学2年生の土方海人君は「心について意識して考えることがなかったので、人権の花の活動を通して、人として大切なことを学びました」と述べていた。
(流杉一行)