5月13日午前9時20分、第一回目の八重山フーカキ・サバニレースが開催され、10艇の帆掛けサバニが舟蔵公園近くの海岸からスタート。出発を観に集まった聴衆や参加者で、海岸は、140人ほどになり、帆掛けサバニが揃う様子にカメラを向けるなどして、大いににぎわっていた。
10艇は、曇天の天候ながら、風が思いのほか強かったようで、ゴールの赤崎には1時間足らずでゴール。
1位は、津村力(70)率いる黒潮チームがスタート時から先頭を走り、ずんずん離して、凱歌をあげていた。
津村氏は、皆で漕ぐのがうまくいったと、拍子をあわせて漕ぐことが大事なことを、述べていた。津村氏のサバニは、サバニ大工で著名だった故新城康弘氏に、外洋に適したサバニをお願いしてつくってもらったものとのこと。新城氏のつくったサバニが、1位と2位を独占したのも、今日、話題となっていた。
実行委員会は来年も開催したいと述べ、Gウィーク前の4月にできればと、抱負を語っていた。
(流杉一行)