沖縄県で大型クロマグロの漁獲制限を実施してより5年目に入り、今年は5月8日時点で、割り当ての漁獲可能トン数が95%を超えたことから、沖縄県のHPでクロマグロ採捕停止命令が発動された。
昨年は5月11日に採捕停止命令が発動されていることから、3日早い採捕停止命令となる。5月8日の八重山漁協の石垣漁港でのクロマグロの水揚げは一隻もなく、洋上の全船が採捕に集中している。
5月7日は41本のクロマグロが水揚げされており、昨年の停止命令が5月11日だったことを考えれば、年々早くなっており、採捕の勢いは、市場の動向を見るよりも、先に取ることが優先される事態が続いていることになる。
なお、本土の豊洲市場の休みが5月10日で、5月9日に水揚げをする船は少ないことを予想すると、10日に水揚げに戻る船が増えると考えられる。
八重山漁協での水揚げは、現状では318本と船上で持っている船の18本分の計336本が報告されている模様で、正確な数字は今後わかることに。
(流杉一行)
(写真は静かな八重山漁協)