(写真は村山亮介選手の先制ヒット)
2月11日午後1時から石垣市民球場で千葉ロッテと台湾の楽天モンキーズが交流試合を実施。「アジアゲートウエイ交流戦」と銘打って開催されるこの交流戦は3年ぶり。晴天に恵まれたこの日、交流戦恒例の楽天モンキーズの応援が盛大に行われて、会場は大いに盛り上がっていた。
先行で始まった千葉ロッテは、初回はゼロで抑えられたが、2回に佐藤都志也のヒットから池田来翔と2連打で、スコアリングポジションとなり、育成の捕手でDHの村山亮介(20)が初球をレフト前に決め、先制。続く小川龍成は三振だが、1番藤原に打順が回り、2点タイムリーを叩いて、この回一挙3点をものにした。
この後は、両軍ここ一番でヒットが出ず、終盤にロッテが1点献上するも、最終回にもロッテは1点取り、4対1でロッテが初戦を制した。
松川の初球ヒットなどに、大いに沸き返る球場だったが、3年前の対戦ではホームランが3度ほど出る打撃力を見せたロッテだったが、今回はあの興奮の一撃は見られなかった。
明日の対戦に期待したい。
この日の楽天モンキーズには、初回に出て安田を抑えた陳冠宇投手、また成普外野手など、WBCの台湾代表選手も加わっており、見ごたえある試合となっていた。
ちなみに、台湾代表には、楽天モンキーズから7選手が登録されおり、ロッテが佐々木朗希ひとりに対して、この差は気になるところ。WBSC世界ランク2位の台湾は、WBC戦ではA組でキューバ、オランダのいる組(ほかはパナマ、イタリア)。勝ち上がるにはこの2国の存在が立ちはだかる。
日本はB組で当面の難敵は韓国。WBSCランク10位のオーストラリアは現役メジャーがおらず、そのほかはチェコ、中国と、籤運はよい方。
明日の試合では、陳兎勲投手、曾仁和投手、黄子鵬投手、林立内野手、陳晨威外野手、にも注目したい。この5選手もWBC台湾代表に登録されている。この試合で、台湾代表の7選手のもっとも本試合に近い選手コンデションがわかることとなる。ちなみに佐々木朗希選手も、出てほしいところだが。
12日も、交流戦第2戦が午前11時オープン、午後1時試合開始となる。
(流杉一行)