1月15日午前8時半号砲で第20回石垣島マラソンがスタート。フルマラソンとハーフマラソン、10キロ(10キロは9時号砲)の3種で、総登録者数6303人のアスリートが石垣路を駆け抜けた。
曇天の下、石垣市中央運動公園のゲート近くをスタートラインに、右回りに運動公園を回り、総合体育館と屋内練習場の間の道を南下して真栄里のバイパスに出て市街地へ向かい、730交差点から新川公園の前を通過して、石垣島の西側へ右回りで名蔵方面に向かうコースで、昨年と同じ。
今年は長年9時スタートで続けてきたものを、8時30分に変更しての開催で、一部、把握できなかった市民は、通行止めが始まるタイミングがはやまったことが分からず、渋滞を一部で招いていた。
フルとハーフ両マラソン登録選手の約4300人は、それぞれ好みのウエアで軽快に石垣島を右回りに駆け、応援の声に応えながらのびのびと走行感を楽しんでいた。
フルマラソンの第一位は、公務員ランナーとして一世を風靡した川内優輝選手(今回ゲストランナーとして登録)で、2時間18分5秒の大会記録でゴール。
石垣島マラソンははじめてとのこと。印象に残ったのは「大橋のある場所で海が見える場所」と、名蔵大橋付近のことに触れていた。
石垣路はアップダウンが激しいので知られている。風もこの日は強く、またほぼ一人旅が続く状況ながらも、大会記録を更新。これまでの石垣島マラソンの最高記録は2時間25分16秒で、今回それが更新され、この日約7分速い記録が生まれた。
女子は、沖縄県出身の東江那津さんが3時間18分54秒でゴール。「やたー」と喜びの声をあげてのゴールは、石垣島マラソン初挑戦での優勝獲得。
レースの最中の印象に残った場所を聞かれて、「海が見える場所で、晴れていればきれいに見えるんだろうなと思った」と、沖縄本島の選手も八重山の海が印象に残った模様。
那覇マラソンで優勝歴があるので、今回の優勝は2度目とのこと。沖縄マラソンで2位、3位が多く、久々の優勝がうれしかったようで、ゴール直後の一声といえそう。
勝因を聞くと、前半無理しなかったのがよかったと、話していた。
(流杉一行)