8月1日から8月30日まで、第4次石垣市国土利用計画素案を公表して、市民からの意見を集め、変更や修正をするしないの市の考えを公表するパブリックコメントが始動。
多くの市民が、この計画を見ることで、これから石垣市がどうなっていくかが、見えてくる。
第3次同計画も、ネットで閲覧できることから、その違いを確認することも可能となる。
第4次同計画の市土利用の基本計画では、第3次に明記されていた、
「本市の優れた自然は市民共通の貴重な財産である。 このことから、市土の利用にあたっては、長い年月を経て育まれた地域固有の風土を基 盤に、」という文が削除されている。
これは、何を意味するのか。
まさに、八重山地域の亜熱帯風土、いわば日本の最南端都市としてのもっとも他の地域と違う性格を、軽く見ていることにならないか。
第一章の市土の利用に関する基本構想でつまずいてしまった。これは、八重山の住民の気持ちに寄せた感覚を持つ人がつくった計画ではないことが、鮮明に分かる。
なんでもない文面に見えて、この変化がそのまま通ってしまうことは、これまでの行政運営が、大きく転換をはじめたことの証となる。
これからの石垣市の将来を覗き見る意味でも、この計画を是非、多くの市民に読んでもらいたいもの。高校生も、この計画を第3次のものと比べて、批評するのもためになるかも。夏休みにこの研究も、挑戦する価値はありそうだ。
置かれてある場所は、教育委員会の近くで、コピー機があるコーナー。
(流杉一行)