現職中山4期目へ 2454票差で勝利 「経済V字回復を」

 2月27日に行われた石垣市長選挙の投開票で、午後9時42分、ICT(石垣ケーブルテレビ)による中山義隆候補の当選確実が出た。

 ICTの当選確実の報道を受け、中山義隆候補者は「相手方が保革の壁を越えてというのは、これまでにないことなので、危機感を持って地盤硬めに力を尽くし、皆さんがコロナ対策をしっかりして、経済を喚起させたいという思いで動いていただいたおかげだと思います」と、集まった人に感謝していた。

 午後11時には、砥板候補は敗戦濃厚の中、挨拶に立ち「ここまで選挙戦を支えてくださいました皆様、ありがとうございました。」と感謝の言葉を述べながら、「12月26日に出馬を表明させていただき、新人としては短期の決戦で、これまで石垣になかった選挙態勢で臨むという大いなるチャレンジができた」と、その意義を語っていた。

 また砥板候補は、「これでこの戦いは終わったわけではないと思う」と述べ、「市長選では負けてしまったが、『市民の市民による市民のための市政』を実現するうねりは、はじまったばかりだと思う」と述べ、このながれをつくりだすことができ、さらに大きなうねりになることを望むと述べ、「市長候補として結果を出すことができませんでした。私の力が足りず、申し訳ありませんでした」と、支援者に頭を下げていた。

 今回の市長選の有効投票者数は2万7068票で、無効投票者数は333。投票者数は7401。投票率は70・54%で、前回(73・55%)を下回るものとなった。
 中山候補の得票は1万4761票。砥板候補は1万2307票で、2454票差で中山義隆が4期目の当選をきめた。

(流杉一行)

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