10月5日、午前11時から石垣市新栄公園で「キニ アロハフェスティバル2019」が開催され、オープングセレモニーから始まり、15団体のフラ発表がおこなわれた他、ハワイからアイランダーサミット石垣への参加で来訪したトロイ・A・H・ラザーロ氏によるワークショップや、八重山芸能とのコラボレーションステージが展開され、集まった市民は楽しい時間を過ごしていた。
会場では美ら花グループやKINIパーラー、キッチンカー、石垣市商工会女性部によるフード・フリーマーケットコーナーも用意され、のんびり新栄公園でフラを鑑賞する親子連れで、芝の客席は賑わっていた。
このイベントはKINIアロハフェスティバル実行委員会が主催し、石垣市、カウアイ郡、石垣市観光交流協会、琉球新報社、近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム八重山会の共催で取り組まれたもの。
昨年の石垣やいま村で開催されたアロハフェスティバルに次ぐ2度目の開催で、島での新興のフラブームを後押ししており、この日は活発化するフラ人口を示すように、新栄公園にはフラ鑑賞を楽しみに来る多数の人が来場していた。好天に恵まれて、多くい市民がテントの下で涼みながら踊り手のおだやかな所作に見入っていた。
主催者挨拶では、実行委員長の高橋秀明氏が
「このイベントの柱が3つあります。姉妹都市カウアイとの絆を深めること、2つ目は石垣にフラを流行らせて普及すること、そして3つ目は観光事業の誘客活動です。フラを楽しむ人は日本全国で100万人、沖縄県で3万人いるとされます。練習する場はあるが、発表する場がないと聞いています。石垣へ行ってこのイベントで踊ってみたい、見に行きたいと思われるイベントに、育てていきたいと考えています」
と、述べていた。
千葉県と沖縄本島からのステージ参加がすでに今回実っており、意欲的な取り組みが今後継続される模様。
(流杉一行)