7月25日午前10時から石垣島地方気象台で平成30年度こども博物館第4回講座が実施され、28人の受講生の児童が石垣島地方気象台第2庁舎に集合した。
これは同気象台で天気や気象、自然、災害について学ぶこと目的に行われるもの。
気象台職員の外間宏信氏が、この日、子供どもたちに地震と津波について講義したほか、28人が3班に分かれて、同気象台職員の福原義通氏と外間宏信氏、祖平研一氏らにより、気温や雨量を測る露場を見学や、高層気象観測や大気圧実験、雲発生実験が実施された。
大気圧実験では、子どもたちは熱したアルミ缶の中で、水が気化するタイミングで水で冷却すると、真空状態が発生し、即座に缶が大気圧のために音を立てて凹むことを体験。大きな音がするために、恐ろしがる子も出たが、恐る恐る挑戦して、全員が無事体験していた。
このほかペットボトルにチリ代わりにアルコールを入れ、ペットボトル内に圧をかけてから一気に開放すると、ボトルの中に白い雲が生まれる現象を体験。子どもたちは、何度もボトルに圧をかけて発生する白い雲を確認していた。
気圧が高まり上昇気流に乗って上空で、寒気に急に冷却されると入道雲が生まれる現象の大本の実験となっていた。
(流杉一行)