7月30日午後1時から市民会館大ホールで子ども演劇浪漫の会主催の「結ぬ島風(ゆいぬしまかじ)~星々を紡ぐ結の詩~」公演昼の部が開催され、多くの市民で会場はにぎわった。
毎年12月に実施されるウイングキッズリーダーズによる指導者養成講座「オヤケアカチ太陽の乱」のメンバーが夏もやりたいという要望から始まった夏公演。子ども達が率先しての取り組みで、小学4年生から高校生までの約80人が土日に集まり練習を積み上げてきた。ダンスあり、芝居あり、歌あり、舞踊ありの多彩な舞台がストーリー上で連続する2時間の公演は、長い台詞の芝居にかかわらず見事にスラスラ話が展開。主人公の5人の子ども達と精霊が織りなす世界に、見る人をしっかり引き込んでいた。
想定する舞台が石垣島であり、白保、宮良、大浜の地名やバンナ公園も出て、身近な設定が見る人を引き寄せる。舞台で躍動する子ども達は、キレのある動きで、ただ見ているだけで感動してしまう。日頃の練習に熱がなければできない、見事な気合いが感じられた。
午後の部は18時開演。
(流杉一行)