7月10日、石垣市内の小中学校へ給食用に石垣パイン加工場の冷凍カットパイン150キロが配布され、学童生徒らは、缶詰のパインではなく生果用のパインに舌鼓を打った。
石垣商工会が昨年6月に実験稼働させている同加工場は、カットパインばかりでなく、ピューレも作れる機能を保持し、パインで一日170キロ処理能力を持っている。キロ800円で販売する同加工場は、市内の食堂やレストランにつながる業者に販売。今回の小中学校への配布は無償で実施して、カットパインの消費拡大を図るもの。
午後12時30分、平真小学校3年4組では、子ども達の机に置かれた給食プレート上の皿に黄色いカットパインが盛られた。缶詰用のパインは、これまで給食では珍しくなく、ただ今回は今年初のパインのデザートとなった模様。子ども達の家族・親戚にパイン農家はいるため、生食パインはそう珍しいものではない模様。
(流杉一行)