6月22日午後1時50分から石垣市立明石小学校体育館で平和集会が開催された。

　この日は、明石小学校の全校生徒23人に幼稚園8人も加わり、また地域住民に声がかけられ、ＰＴＡ以外にも集会に参加。お隣の平久保小学校からも生徒8人が駆けつけて参加するなど、広い会場に40人近い生徒、10人以上の大人が参集した。それというのも、この日、石垣島出身の歌手、国吉なおみさんが平和の歌を披露するとあって、島の歌手への地域の期待は大きく、登場となったときの拍手の大きさがそれを物語たった。

　沖縄本島の読谷へ活動拠点を移して活動する国吉さんは、この日、「ハイビスカスの娘」、「初恋ミンサー」、「君は愛されるために生まれた」、「うりずん」、「対馬丸哀歌」を軽快なトークを交えて熱唱。若い頃を思い出すという曲や、へこみがちな子どもを元気づける曲、対馬丸の悲劇を描いた曲など、5曲を披露。「許せない想いを持って、平和な世の中は作れない」と、平和を希求するには、何が大事かを熱弁していた。最後は「月桃」を熱唱し、参加者といっしょに歌う一幕では、会場は大いに盛り上がっていた。

(流杉一行)