3月31日、石垣島西部の御神崎ではテッポウユリが開花して、灯台の静かなたたずまいに鮮やかな白を具現させ、観光に訪れた道行く人を楽しませていた。
昔は、この灯台周辺に自生したテッポウユリだったが、いつの間にか少なくなり、植栽して景観を残そうとしても、台風で潮をかぶり、また強風が吹き付ける場所であれば、定着は難しく、結局、少ない数しか咲かない場所となっている。
島の各地の山の草地や断崖絶壁に白い可憐な姿を見せるテッポウユリの姿も、もうしばらくすれば、見られるはずで、今まだ開花がはじまったばかり。民家の庭先にも白く咲き誇る勢いある姿を見せてくれる。
(流杉一行)