2月22日、県立八重山農林高校体育館で同校の農業クラブの発表会の合間に、このほど農林水産祭で天皇杯を獲得した伊盛米俊さんを招いて講演を実施。同校渡久山校長のたっての依頼を快く受けた伊盛氏は、この日、同祭で発表した内容を再現。
「第六次産業に取り組む」30分間ながら内容の濃い話に、生徒達は真剣に話に聞き入っていた。15歳で夕日が見える場所で仕事がしたいと思い、17歳で酪農を志し、今日まで至った経緯を説明。乳牛から生乳を生産する道を選び、さまざまな苦労を具体的に話し、乳牛には適さない八重山であるために、本土のまねができず、オンリーワンの追求に取り組んだことを発表。生徒らは、水を打ったように静寂に包まれて、熱心に聞き耳を立てていた。
この日の農業クラブの発表内容もまた、オンリーワンの大切さに焦点が有り、生徒らは実際の農業経営にオンリーワンであることの大切さを実感しているようだった。
(流杉一行)