2月8日、石垣島キャンプは第2クールに入りいよいよ、11日の台湾アミーゴとの試合が近づく。10日は休みの日ながらも、次の日の対戦に備えて、朝から練習の予定だ。
休みを除けば試合まで2日しかないこの日、大嶺翔太選手は、同じサードを守備位置に持つ新規加入のアメリカ人マットダフィーと交互に内野の連携の練習にあせを流した。打撃練習では、柵まで飛べば空振りも有りのムラが目につくも、威力は見せていた。
守備では終始熱心に「サード」と大声で主張しながら連携をしてみせていた。練習は終始和やかに進められても、「裕太さんの弟」などと声をかける選手も居て、少々苦笑いの翔太選手だった。サードには強肩のマットダフィーの加入で、まず翔太選手には、安定した強打力を首脳陣に見せることを願う。
キャンプでの活躍に島のファンは大いに関心を寄せている。が、この日、平日でもあり地元の顔ぶれは今ひとつ。プロ野球選手は、野球がうまくて当たり前かも知れないが、一軍で試合に出るために、このキャンプで懸命にアピールを図る新人や、新加入、あるいは2軍からの昇格選手など、内部でのライバルとの熱い戦いが、そこにある。
大嶺翔太選手には11日12日の台湾との試合での活躍から、一軍定着をねらってほしいところ。中村奨吾、鈴木大地、細谷圭、マットダフィー、高浜卓也、三木亮がライバルとなろうか。6人もいる。
がんばれ大嶺翔太。
(流杉一行)