白保でビーチクリーン

 8月12日午前8時半から白保海岸で白保住民によるビーチクリーンが実施された。これは石垣市観光交流協会からの要請を受けて、NPO法人夏花(花城芳藏理事長)と白保魚湧く海保全協議会(新里昌央代表)の共催で実施されたもの。同協会から、白保の海岸が西表石垣国立公園に入っており、またこの時期ウミガメの産卵地となることから海岸清掃の要請があったもの。この日午前8時半から10時半にかけて、各団体から20人が集合。猛暑の中、白保海岸のほぼ半分を巡り、ゴミを拾い続け、分別作業に汗を流した。集計結果は、燃えるゴミ2袋、燃えないゴミ9袋、資源ゴミ20袋、有害ゴミ1袋、その他漁具など4袋および、大きなゴミでカゴ2つ、ブイ1つ、プラスティックトレイ1つ、棒4本、板1枚。外国からの漂着物と思われるものも多いが、日本の製品も多く見られて、菓子類のゴミも目立っていたとのこと。島内で捨てられている可能性も感じられ、観光客の増加や子ども達の夏休みの影響が出ているとのこと。

 この日、花城理事長は「白保には北半球で最大級の青サンゴ群落があるので、その玄関である海岸を清掃しました。ウミガメも産卵する浜ですから、住民らでよくビーチクリーンはやっています。」と述べていた。

 NPO法人夏花の事務局員の坂田恭子さんは「夏花では年4回はビーチクリーンをやっています。このほかにも清掃するグループがあり、白保の住民の多くは、分別など馴れています」とマンパワーのあるところを印象づけていた。

 実際、船着き場の防波堤内、休憩所の近くで行われた分別作業は、様々なゴミが大量にあるため実に面倒な作業に見えたが、集まった20人はまたたくまに片付け、見事に分けきっていた。

(流杉一行)

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