海保が空港で夏のレジャーに注意喚起

 7月28日午前10時から南ぬ島石垣空港1階ロビーで海上保安部職員7人による夏季安全推進活動が行われた。これは、この時期、海でのレジャーで事故が多発しているのを受け実施するもの。平成29年度すでに遊泳中に1件、シュノーケル中に1件、フィシング中に1件、スキューバダイビング中に1件と水難事故が多発しており、死亡事故はないものの、特に南の島の海に不慣れな観光客への注意喚起が大切と、この日、空港に降り立つ観光客に、海保の職員がリーフレットを持って、海で起こりやすい事故について説明。十分注意して海のレジャーを楽しむよう呼びかけた。

 突発的に沖に向かって急に流れが発生するリーフカレント現象や、ゴンズイ、ハブクラゲ、オニヒトデ、オニダルマオコゼなど海に潜む危険生物を学習。また、シュノーケリング中の事故が多発している現状を伝えて、正しいシュノーケリングのやり方を「安全5原則」として示すなど、マリンレジャーを快適に楽しむべくつくられたリーフレットを配布して、観光客への用心の必要性への理解に力を注いでいた。この日は、海上保安部のマスコット「ウーミン」も登場して、子ども達が記念撮影をせがむ中に紛れて、マリンレジャーを大人の注意で安全に楽しむよう、声をかけていた。午前11時半頃までおこなわれ、リーフレット400枚と防滴モバイルポーチ100個が配られた。

(流杉一行)

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