明和の大津波遭難者慰霊祭

 4月24日は、明和の大津波遭難者慰霊祭の日。島を襲った大津波は1771年に起こり、あれから251年が経つこの日、石垣島宮良のタフナー原で、出席者全員がコロナ感染を防ぐために、体温チェックをして、午後3時から開催された。

 主催者の式辞の後、石垣市立新川小学校6年の加勢本光さんの作文「今、私にできること」と石垣市立白保中学校3年の米盛柊香さんの作文「今、私たちに大切なこと」が朗読され、この日の参列者約130人(招待者数)は、神妙な様子で作文に聞き入っていた。

 2011年の東日本大震災から11年が経つが、これまで日本列島北側で大きな震災が起こると、その近い日に南側で大きな震災がこれまで起こっていることが、云われている。

 石垣島近海でも、明和の大津波級の地震は250年周期とさえ言われており、大地震の危険性が広く言われており、同慰霊祭も市民の間では関心が高まっている。

 しかし、コロナ禍でもあり、昨年についで今年も慎重な開催となっていた。


 
 (流杉一行)
 

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