酒井高徳らJリーガー3人とWeリーガー3人が市長表敬

 1月7日午前9時、石垣市役所2階応接室に、Jリーガーの酒井高徳選手ほか2名と、Weリーガーの3名の計6名のサッカー選手が現れ、石垣市長を表敬訪問した。

 これは、一昨年から㈱ユーグレナを介して実施されているJリーガーの自主キャンプで、7日から8日までの2日間、サッカーパークあかんまで行われる。

 この日訪れた黒川淳史選手(ジュビロ磐田)が3年目になり、元日本代表でヴィッセル神戸の酒井高徳選手が2年目で、高橋秀人選手(横浜FC)は今回初の来島で、大塚慶輔トレーナーとともに中山義隆石垣市長に挨拶。

 今回は、昨年発足したWeリーグ(日本女子サッカーリーグ:「うぇーりーぐ)と呼ぶ)の3選手も合流。小川愛選手(サンフレッチェ広島レジーナ)、村上真帆選手(大宮アルディージャレンタス)、柳瀬楓菜選手(サンフレッチェ広島レジーナ)の3人で、それぞれ自己紹介をしながら、石垣島来島の感想などを述べていた。

 酒井選手は、「昨年は、旧庁舎でした。今年の新庁舎には、驚きました」と切り出すと、市長は「旧庁舎の3倍あります。最近ようやく、どこに何があるか分かるようになった」と、規模と新品ぶりを添えて新庁舎をアピール。

 酒井選手は本土から日本最南端の都市に2年連続して来島し、窮屈そうな狭苦しい旧庁舎を知っているだけに、この新庁舎の変りようには、目を見張るものがあった模様。

 歓談の後は、市長へサイン入りボールが寄贈され、酒井高徳氏からも、ヴィッセル神戸のユニホームが贈られていた。

 会見ブースで、酒井高徳選手は、
「去年は、石垣島で良い練習ができたおかげもあって、ヴェッセル神戸としては3位の結果に終れ、目標としていたACL圏内に入れました。」
と、昨年を振り返った。

「いい準備ができたおかげだと思う。今シーズンもプラスの良い傾向をため込んで、新しいシーズンへ行けるようにしていきたい。日本のなかでは、温かい場所なので、サッカーをする場所としては、非常に良いと思う。集中して自分の体に時間を費やせる最高の場所だと思っています。」
と、石垣島での自主トレを評価。

「体作りで来ているのですが、シーズンのいいスタートを切るという意味でも来ています。
 フィジカルコンデションに加え、ここは食の部分も充実していますし、ランとか、筋トレなど、体の使い方を確認し、最初に体をつくる部分で、大事な要素を、ここでスタートさせます。」

今期の目標については、 
「今年は、3位以上、優勝を目指していきたいと思います。一昨年のACLでは準決勝で敗退してしまい、悔しい思いをしているので、ACLでの優勝は、チームとしても目標としているので、今年の出場権を無駄にしないうよう、優勝を目指したい。アシストを増やして、去年以上に飛躍した年にしたい。」と述べていた。

 また、サッカーパークあかんまのピッチコンデションについては、
 「冬の時期の芝は枯れやすく、はがれやすいので、どこもピッチは硬くなるが、ここは芝がこの時期もしっかり生えていて、よいクッション性を持ってくれるので、ランのトレーニングには、体に負担がかかりにくく、走りやすいですし、ボールを扱ったトレーニングでも、グラウンドがきれいなのでボールが走るところも含めて、環境としては良いピッチといえます。この時期に、この環境は石垣島ならではですね。」
 と、絶賛してくれた。

 この日は、6午後5時から6人による小学生、中学生向けのサッカー教室も開かれた。

(流杉一行)

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