5月17日からはじまった高齢者一般への第一回目ワクチン接種は、5月19日現在では292件の接種が完了。4月26日から始まった介護施設への医師看護婦らの巡回接種は入所13か所、通所11か所で、入所者975人と施設職員830人の第一回接種が完了し、現在第2回目がはじまっている。
5月21日12時30分から接種会場の石垣市総合体育館メインアリーナで、沖縄県医師会と石垣市医師会、石垣市長が会見を実施。
高齢者一般への接種を6月一杯までに済ませることを目標にしていることが公表された。
また、高齢者が付き添う家族とともに接種できる休日に多数の予約がとれるように配慮し、対応スタッフを金土日曜の3日間に増員。
不足を県医師会、県看護協会、県薬剤師会から人を派遣して、医師の数が5人増えたことで、この3日間は通常予約可能人数540から360人分が追加され、一日接種可能人数が900人となった。
週末から休日の3日間を、この数だけ予約がとれる状況を6月27日まで維持して、高齢者の接種を続けていく予定。
現在、予約が殺到して混乱することはなく、会場も混みあうことなく、閑散とした中で受け付け、受診票確認、医師問診を受けた後、看護婦から接種を受けていた。接種後は15分間、容体に変化がないかを見るために待機してもらい、来訪した高齢者は次々に帰途についていた。
この日、接種に訪れた予約者の中で、別の病気に備えるワクチン接種をした人やこの日接種に向かない人が6名ほど発生。その分のワクチンが石垣市職員などに、接種して無駄なく使っていた。
余った6つの内の2つは、中山義隆石垣市長と川満石垣副市長が接種していたこともここに記しておく。
接種に関して、嫌がる人の声も巷に聞こえてきている。また、早く打ちたい人には、政治家の接種は不公平に感じる人もいる。過剰に副反応を気にする人がいるように、過剰に余ったワクチンの使いみちを気にする人も多いようだ。
1度目では抗体は充分ではなく、2度目の接種でしっかり体に抗体ができることになっている。
その時、接種後にしばらくして体内に起こる異変は抗体ができる過程で大事な変化。そして個人差があるようだ。医師がリスクありと判定するケース以外は、問題はない。
人によって、早く接種を願う人がいるという。遺伝子操作のワクチンをそんなに急いで接種するかとも、言いたくなる。
早く接種して、ウイルスが宿れる人体をなくし、社会免疫をつくって、早く良好な状態にすれば、若い人には接種しなくて済むようになる。できる限りそうしたいものだ。
(流杉一行)