懐かしい旋律に癒され 第14回宮良長包音楽祭

 2月28日午後2時から石垣市民会館中ホールで第14回宮良長包音楽祭が開催された。

 最初は1月24日開催予定がコロナの陽性が石垣市で連日出ていたために延期となり、この日、待ちに待っての開催となった。

入場の際は、体温をサーモグラフで計るなどして、コロナ対策もしっかり行われていた。

 合唱では、飛沫が心配され、吹奏楽も吐く息が気になることになる。となれば練習活動も限られる。

 この厳しい練習環境の中、今回の音楽祭への参加者は、各自練習に工夫を重ねての、貴重な参加者ともいえそうだ。

 出場者は石垣フィルハーモニー管弦楽団の5人、うたごえサークルピパーズの石堂徳一氏、小浜民俗保存会会長の花城正美氏、フルートとアルパの2人組の「るりいろ」、ジャズシンガーの斎藤悌子氏、与那国から與那覇有羽氏、金城弘美さんが率いるキーボード・笛・三線の3人組の「ゆさんでぃ」の、3組と4人が宮良長包の曲とともに好きな曲を披露して、集まった聴衆を喜ばせていた。

 この日うたわれた宮良長包の曲は、石垣フィルハーモニー管弦楽団は「琉球木遣歌」、石堂徳一氏は「夜雨」と「夕やけ」、花城正美氏は「山の子守唄」、るりいろは「えんどうの花」、斎藤悌子氏は「なんた浜」、與那覇有羽氏は「なんた浜」とゆかりある「ありし波多浜」を紹介しての「なんた浜」、ゆさんでぃは「汗水節」と「安里屋ユンタ」の、計9曲。

 管弦楽演奏や、独唱、合奏など、それぞれ味あるステージを披露して、会場からは大きな拍手を受けていた。

 会場に訪れた30代女性は、「目当てのえんどうの花が聴けてよかった。出演者の皆さんがそれぞれ個性的で楽しかった。」と、喜んでいた。

 郷土が生んだ音楽家宮良長包が作曲した歌は、全国的に知られる「えんどうの花」や「安里屋ユンタ」だけでなく、数多く残されている。共通するのは、郷愁あふれる独特な音色で、それに触れる機会が、今回も実現できて、聴衆は満足して会場を去っていた。

 (流杉一行)

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