7月13日14日は、八重山漁協によるサメ駆除が実施され、13日午後3時頃から仕掛けに掛かったサメを水揚げする漁船が、続々新栄漁港荷捌き場の岸壁に着岸。
リフトでサメが次々に宙刷りにされ、陸揚げされていた。
毎年、実施されるサメ駆除は、八重山カゴ網研究会・電灯潜り研究会・一本釣り研究会の3研究会が個別に実施してきたが、今回はサメ肉の購入をする業者対応で、3研究会による合同のサメ駆除となり、例年本数の多い一本釣り研究会(宮里吉男会長)が仕切る形でサメ駆除が進められた。
宮里吉男会長は「サメの被害は増えており、捕った魚が横取りされる被害が横行している。今年は合同で相談して台風が来る前に済ませようと、この13日14日になった。この2日間、10艘の作業船と2艘の運搬船でサメ駆除を実施している」と述べていた。
この日は、イタチザメなど39匹が駆除され、最大のものは334キロ、3m63センチであった。
260キロ級のものも連続して船から揚げられ、うわさを聞いて集まったギャラリーは驚きの声があがっていた。そして、恐ろしい海のギャングをカメラに撮るなどしていた。
明日14日は午前10時頃から船は戻り、今日よりは遠い漁場のサメが運ばれてくる模様。
(流杉一行)