8月28日午前10時から八重山署3階の柔剣道場で八重山署柔剣道紅白試合がおこなわれた。
30日に実施される宮古署との対抗戦である先島大会を控えての実戦でもあり、白熱した試合が展開。
出場する選手の家族もこの日、見学に訪れており、応援するまなざしもあって、会場は終始緊迫していた。
与那嶺署長を前に選手宣誓がおこなわれたあと、まず剣道が6試合おこなわれた。
女性剣士も出場しての熱戦は、2試合は引き分け、小手による勝利が2試合続いたあと、面が決まる試合が2つ続いた。
女性剣士は引き分け、最終試合となる与那嶺選手と平良選手の試合では、平良選手の面が目にも止まらない一瞬の隙をついた竹刀さばきで与那嶺選手の頭に決まり、剣道の醍醐味を見せていた。
柔道では7試合が行われ、2試合が技ありで、1試合が技ありと有効で、1試合が引き分け、3試合が1本勝ちで勝負が決まっていた。
なかでも柔道最終試合の喜屋武選手と玉城選手の試合は、重量で有利な喜屋武選手を軽い玉木選手が執拗にゆさぶりながら、態勢を有利にすることに務め続け、最後は鮮やかな一本勝ちにおさめた好勝負で、会場にはあまりに突然だった鮮やかな技に、小さなどよめき似た声が起こっていた。
(流杉一行)